男性ホルモンによる抜け毛とは?

成人の男性の4人に1人は薄毛だという調査結果がありますが、そのうちのほとんどは男性ホルモンが原因の男性型脱毛症(AGA)と言われています。
男性ホルモンが引き起こす抜け毛のメカニズムを簡単に説明すると、男性ホルモンのひとつである「テストステロン」が、変換酵素の「5αリダクターゼ」の働きによって「デヒドロテストステロン」というホルモンに変換されます。このホルモンは毛根を破壊してしまうことが確認されており、抜け毛を引き起こすのです。
ただし、このメカニズムは100%解明されているわけではなく、男性ホルモンは無関係という説もあります。だからこそ100%効果のある育毛剤が存在しないということかもしれません。



ヘアサイクルの乱れによる脱毛

毛髪にはヘアサイクルと呼ばれている周期があります。健康な毛髪は一定の間隔でこの周期を繰り返し、抜けてもまた生えてきます。
毛髪が生えてから4年から7年くらいの間は「成長期」と呼ばれ、髪は血管から届けられる栄養を毛根が受けとることによって伸び続けます。
成長期が終わると、「退行期」がやってきます。2週間から3週間ほどかけて、毛根は退化して小さくなり、最終的に抜け落ちます。
そして2ヶ月から3ヶ月くらいは「休止期」となります。健康な頭皮であれば、また新たに毛根が生成され、再び「成長期」となります。
しかし、男性ホルモンの影響によってこの周期が乱れると、成長期が短くなっていき、最後には抜けた後生えなくなってしまいます。



女性にもあるデヒドロテストステロン

男性ホルモンが変化してできる「デヒドロテストステロン」ですが、実は女性の体の中にも存在します。
上で述べたメカニズムによって女性の毛根が破壊されない理由は、女性の場合は、「エストロゲン」や「プロゲステロン」という物質が体内にあることによって、デヒドロテストステロンの働きを抑えてくれるので脱毛症になりにくいのです。
しかし、女性も年齢が増とエストロゲンの量が減っていき、そうなると女性も男性型脱毛症になります。